「ゲド戦記」作品情報

「ゲド戦記」作品データ、キャスト・スタッフ一覧、あらすじ、登場人物などの情報です。


(Photo by wikimedia commons © 2006 二馬力・GNDHDDT)

「ゲド戦記」は、2006年に公開されたスタジオジブリ長編アニメーション作品。
監督・脚本は、本作が初監督となる宮崎吾朗氏。(宮崎駿監督の長男)
アーシュラ・K・ル=グウィンの小説「ゲド戦記」が原作、宮崎駿の絵物語「シュナの旅」が原案。

作品データ

公開:2006年7月29日
上映時間:115分
原作: 「ゲド戦記」第3巻 「さいはての島へ」
アーシュラ・K・ル=グウィン著
原案: 「シュナの旅」
宮崎駿著
制作:スタジオジブリ
配給:東宝
キャッチコピー:「見えぬものこそ。」(糸井重里)
「父さえいなければ、生きられると思った。」
「かつて人と竜はひとつだった。」
英題:Tales from Earthsea
主な受賞歴:第30回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞
公式ウェブサイト:http://www.ghibli.jp/ged/

ストーリー
舞台はアースシーと呼ばれる世界。各地で作物が枯れ、家畜が倒れていく。世界の均衡が崩れつつあった。 
とある国の王子アレンもまた、心の均衡を失い、衝動的に国王である父を殺害してしまう。
国を捨てて彷徨っていたアレンは、世界の災いの源を探って旅をしている大賢人・ゲドに命を救われる。
二人は行動を共にすることになり、都城ホート・タウンへ辿り着く。
人身売買が行われ、麻薬が蔓延し、売っている物はまがい物ばかりの混沌とした町。
その街角で、アレンは人狩りに襲われていた少女テルーを助けるが…

主な登場人物
■アレン(声:岡田准一)
真の名はレバンネン。
エンラッド国の王子。17歳。
心の均衡を失い、父を殺害する。
国を捨てて失踪中、大賢人ゲドに命を救われる。
謎の影に追われている。

■ハイタカ(声:菅原文太)
真の名はゲド。
アースシーで最も偉大な魔法使い、大賢人である。
世界の均衡が崩れていることを察知し、災いの源を探る旅をしている。

■テルー(声:手嶌葵)
真の名はテハヌー。
両親に虐待され捨てられた過去があり、顔には火傷の跡がある。
人狩りに襲われているところをアレンに助けられるが、当初は、命を軽んじ自暴自棄になっているアレンを嫌っていた。
テナーと暮らしている。

■テナー(声:風吹ジュン)
ハイタカ(ゲド)を昔からよく知る友人。
親に捨てられたテルーを女手一つで育てている。
ゲドに助けられた過去を持ち、ゲドのよき理解者。

クモ(声:田中裕子)
死を極度に恐れ、永遠の命を得るため、生死両界を分かつ禁断の扉を開いてしまう。
かつての因縁からゲドに恨みを持ち、復讐の機会をうかがっている。


ウサギ(声:香川照之)
クモの手下のリーダー。人狩りを生業としている。
小心者だがクモの力をかさにきて、傍若無人にふるまう。

スタッフデータ

監督:宮崎吾朗
脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子
製作・プロデューサー:鈴木敏夫
作画演出:山下明彦
作画監督:稲村武志
美術監督:武重洋二
音楽:寺嶋民哉
主題歌:『テルーの唄』 劇中挿入歌
(歌:手嶌葵/作詞:宮崎吾朗/作曲:谷山浩子/編曲:寺嶋民哉)
『時の歌』 主題歌
(歌:手嶌葵/作詞:宮崎吾朗・新居昭乃/作曲:新居昭乃・保刈久明)

声の出演

アレン(レバンネン):岡田准一
テルー(テハヌー):手嶌葵
ハイタカ(ゲド):菅原文太
テナー :風吹ジュン
クモ:田中裕子
クモ:田中裕子
ウサギ:香川照之
国王:小林薫
王妃:夏川結衣
女主人:倍賞美津子
ハジア売り:内藤剛志
ルート:飯沼慧
2人組のオバん:梅沢昌代 神野三鈴
船に乗っていた風の司:加瀬康之
国王の家臣:阪脩
王宮の侍女:八十川真由野
ウサギの部下:西凛太朗 他
船員:宝亀克寿 白鳥哲
その他:池田勝 鵜澤秀行 田村勝彦
斎藤志郎 廣田高志 清水明彦
佐藤淳 中村悠一 杉山大
加藤英美里 木川絵理子 藤堂陽子
渡辺智美 田中宏樹、他

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