世界各国の「火垂るの墓」

世界各国の「火垂るの墓」DVDジャケットの画像まとめです。

世界各国で発売されているスタジオジブリ高畑勲監督「火垂るの墓」のDVDジャケットデザインをまとめてみました。
スタンダードバージョンやスペシャルエディション2枚組バージョン等があります。

《日本版》 火垂るの墓

(左)ワーナーホームビデオから2000年に発売されたバージョン。
(右)ジブリがいっぱいコレクションとして、ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメントから2008年に発売された完全保存版。

《イギリス版》 Grave of the fireflies

番傘を差した節子を背負う清太。手には兄妹の全財産である七輪や鍋。
デザインは日本版とおなじですが、ふたりの背後から強い光が差し込んでいます。

《US/カナダ版》 Grave of the fireflies

おなじみのデザインに、戦闘機のシルエットが背景に加わり、戦争色が強い印象を与えます。
二人の周りには仄かに蛍の光が飛んでいます。


こちらのバージョンでは、焼野原に佇む清太と節子。左のデザインでは、背景が燃え上がる炎の色をしています。

《フランス版》 Tombeau des lucioles


どれも清太と節子の仲の良さがよく表れて、兄弟愛を感じるデザインですね。
蛍の光の中で、節子がぽつんとひとり佇むデザインもあります。こちらは物悲しい雰囲気。
フランスでは、様々なバージョンのデザインで発売されているんですね。

《イタリア版》 Una Tomba Per Le Lucciole

日本版と同デザイン。タイトルのOの字が光っているのは、蛍の光でしょうか。

《ドイツ版》 Die letzten Glühwürmchen

水面に映る自分とじゃんけんをしている節子。
ふたりで暮らした横穴付近の池でのワンシーンですね。
兄妹に降りかかった悲劇とは裏腹なのどかで愛らしい風景が、とても切ないですね。

《スペイン版》 La tumba de las luciérnagas
 
日本でもおなじみのバージョンと、ふたり暮らしを始めた楽しそうな兄妹のシーンを使用したバージョン。

いかがでしたでしょうか。
私は、ドイツ版のジャケットが予想外の和やかで美しいデザインで、とても印象的でした。
結末を知っていると、たまらなく切なくなる絵ですね。


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