「風立ちぬ」を見たアメリカ人たちの意外な反応とは?宮崎駿監督、記者会見で感謝のコメント

「風立ちぬ」全米公開!アメリカの観客の感想は?アカデミー賞を終えて宮崎監督が記者会見でコメント

第86回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされていた「風立ちぬ」。
惜しくもオスカー受賞はならずでしたが、スタジオジブリで開かれた記者会見に登場した宮崎駿監督は清々しい様子で「ノミネートまで持っていってくれただけで十分」と語ったようです。
また、「かつての交戦国の戦闘機をつくった男の映画を、米国の友人たちが作品として評価してくれた。友情や公正さをすごく感じました」と感謝のコメントも。

アメリカの観客の反応などはまだ聞いていないという監督ですが、以下の動画ではアメリカ人たちの熱い感想を口々に語っています。


【動画】第86回アカデミー賞に潜入!聞いてびっくり!宮崎駿監督の『風立ちぬ』街頭インタビュー/シネマトゥデイ



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“技術者たちの仕事が面白かったです。二人の悲恋に打ちのめされました。”

映像美を絶賛する声も多く聞かれた。
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“映像がまるで詩のようです。”

大戦を日本側から描いたストーリーについて受け入れ難さはなかったか?という問いについては…
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“これは「日本人」に限らず、「人間」の物語だと思いました。”


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”アメリカでは第二次世界大戦の歴史をアメリカの立場で学びます。日本やドイツが敵国のように書かれることも。本作は技術などの発展を人間の視点から描いています。だから大変勉強になりました。とくに若者が見るべきです”

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“同じ人間が戦争でこんなに苦しんだかと思うと…”

などと、日本人やアメリカ人という枠ではなく”人間として”とする感想も多く寄せられました。
最後には、引退を表明した宮崎監督への熱いカムバックコールも続々。アメリカでも宮崎アニメが多くのファンに愛されている様子がうかがえます。

ちなみに、アカデミー授賞式に臨んだジブリ鈴木敏夫プロデューサーは、レッドカーペットの上でも相変わらずの「作務衣と下駄姿」だったとか。
とはいえ、今回のために新調したものだそうですが。目に浮かびますね!(笑)


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