スピルバーグがジブリ美術館を訪問、鈴木Pが語る

スピルバーグがジブリ美術館を訪問、鈴木Pが語る

BLOGOSにて、スティーブン・スピルバーグが三鷹の森ジブリ美術館を訪れたいたことが記事になっている。
ジブリ作品に魅力されたスピルバーグ氏は来日した際、東京都三鷹市にある「三鷹の森ジブリ美術館」を訪れたことがあるという。


Steven Spielberg / G155


記事を書いたドワンゴの吉川圭三氏が、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーから聞いた話によると、美術館の玄関に設置してある映画の原点とも言える映像装置「ゾートロープ」に映る動くトトロを、スピルバーグは1時間も飽くことなく見ていたようだ。
その時スピルバーグを案内した鈴木Pは 「あんな人ははじめてです。きっと彼は映画が本当に好きなんですね。」と 語った。

吉川氏は、スピルバーグがジブリに魅了された背景に、スピルバーグ映画を手がけてきた大物プロデューサー夫婦の存在があるのではと考えている。
キャスリーン・ケネディとフランク・マーシャル夫妻はスタジオジブリ作品の全米公開のプロデューサーもつとめており、スピルバーグ本人にジブリ作品の観賞を薦めていたのではないかと。

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ジブリ美術館には、スピルバーグの他にも多くの映画関係者やクリエイターたちが訪れている。古くから親交があり、何度も同館を訪れているロシア・アニメーションの巨匠ユーリー・ノルシュテイン監督やピクサーのジョン・ラセター監督をはじめ、「ウォレスとグルミット」ニック・パーク監督、「Mr.インクレディブル」ブラッド・バード監督など。
また同美術館では、こうした宮崎駿・高畑勲監督のクリエイター仲間たちの作品を紹介する活動も行われており、まだまだ知られていない世界の優れた作品を「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」として映画配給とDVD発売の2本柱で広めている。

【予告編動画】映画『しわ』予告編 – 三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー

『しわ』は、ジブリ美術館ライブラリーの提供で劇場公開した作品のひとつ。
スペインで公開されるや社会的に大きな反響を呼び、スペインのアカデミー賞と呼ばれる第26回ゴヤ賞で「最優秀アニメーション賞」「最優秀脚本賞」を受賞。
「認知症」という難しい問題をテーマに、温かな手描きアニメーションの手法でコミカルにさりげなく描き出していく。


【関連リンク】(外部サイト)
三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー館長日誌
ジブリとスピルバーグのお話/BLOGOS