「夢と狂気の王国」ジブリ初ドキュメンタリー映画を見てきました。(特典配布あり)

ジブリ史上初のドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」の感想、無料配布された特典のご紹介です。

新宿バルト9にて、スタジオジブリに密着したドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」を見てきました。
これまで、「もののけ姫はこうして生まれた。」や「ポニョはこうして生まれた。」ほか、NHKプロフェッショナル仕事の流儀など、宮崎監督の仕事やスタジオジブリの製作現場を密着取材した様々なドキュメンタリー映像が出ていますが、今回の映画は少し趣が違う印象を受けました。

ドキュメンタリーですが、映像美やスタジオの空気がふっと伝わってくるかのような1本でした。これまでのドキュメンタリーは映画化を目的としたものではなかったからかもしれませんし、砂田麻美監督の個性や女性ならではの細やかな目線故かもしれませんね。
また、宮崎監督以外にも鈴木敏夫プロデューサーや高畑監督、監督の女房役とされる制作スタッフなどにも注目。
さらには、ヤクルトレディと監督とのやりとりなど何気ない日常にも目を向けられています。
これまでのドキュメンタリーでも日常的な風景も切り取られてきましたが、それらとはまた違う、より現実感がありながら映画らしい日常っぽさに感じました。

宮崎監督の最新作「風立ちぬ」制作中のスタジオを密着取材してはいますが、これまでのように映画作りの行程をカメラが追うと言うよりも、スタジオジブリそのものを見つめるような視点の映画です。
スタジオジブリを立ち上げた当時や東映動画時代など、若き日の宮崎監督たちを映した貴重な過去の映像も興味深く見ることができました。

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また、来場者100万人に無料プレゼントしている高畑勲監督の最新作「かぐや姫の物語」PVのDVD&ブルーレイも頂きました。
こちらはなくなり次第終了です。ジブリ作品以外の映画でも期間内、枚数内なら配布されるようですので、気になる方はお早目に!

ちなみにこのポスターにもなった3人の写真、宮崎監督が撮ろうと言い出したんだとか。
背景は、ポニョなどを担当したジブリ美術スタッフ吉田昇さんが描いています。

ところで、映画の中で鈴木Pが提案していた「宮崎駿カレンダー」、欲しいです。笑