ナウシカに影響を与えたフランスの漫画家ジャン・ジロー氏が死去

宮崎駿監督に影響を与えたフランスの漫画家「メビウス」ことジャン・ジロー氏が死去

読売新聞によると、フランスの漫画家ジャン・ジロー氏が10日、パリで死去した。73歳だった。
死因は不明だが、近親者の話では長く闘病生活を送っていたという。
ジャン・ジロー氏は、宮崎駿監督や『AKIRA』の大友克洋氏の作品にも影響を与えた世界的な巨匠であり、宮崎監督と長年の親交があった。

(ジャン・ジロー氏、「メビウス」や「ジル」 のペンネームでも活躍。Photo by wikipedia

ジャン・ジローと宮崎駿
ジャン・ジロー氏は、1938年パリ郊外ノジャンシュルマルヌ生まれ。
18歳から漫画家として活動し、1963年から連載された西部劇作品『ブルーベリー中尉』シリーズで人気を獲得。
また、SF作品用のペンネーム「メビウス」としても革命的な作品を次々と発表。」

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その作風は世界的に影響を与え続け、日本でもそうそうたるクリエイターたちがジャン・ジロー氏に敬意を表している。
宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』も、 メビウス名義の代表作『アルザック(Arzach)』 から影響を受けて作られたものであることを、宮崎監督本人が語っている。
ジャン・ジロー氏も自分の娘にナウシカと名付けるなど、両者は互いの作品のファンであり、2004年にはパリで共同展示会を開催した。

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ジャン・ジロー氏(フランスの漫画家)が死去/YOMIURI ONLINE(外部サイト)