ジブリ最新作まもなく公開も、鈴木P「会社どうしようかって悩んでる」
ジブリ鈴木敏夫「会社どうしようか悩んでる」入社志望の早大生に内情を告白。ジブリと宮崎監督の現在は?
2016年4月16日、東京・早稲田大学の大隈記念講堂にて、押井守監督の映画『ガルム・ウォーズ』の公開を記念した特別講義「映画のすべて マスターズ・オブ・シネマ」が行われ、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが登壇した。
画像:ORICON STYLE
オリコンスタイルによると、聴講に集まった現役早大生400人の中には、ジブリ入社を志望する学生が「最近はホームページとかで募集をしていないのですが、どうやったら働けますか?」と鈴木Pに直談判する一幕もあったという。
思いがけない質問に笑いながらも、鈴木Pは「現在、ジブリはいろいろやっているけど、これからこの会社どうしようかって悩んでるところ。しばらくお待ちください」と呼びかけたと報じている。
スタジオジブリの現在
2014年に公開された『思い出のマーニー』(米林昌宏監督)以降、長編作品の新作発表なかったスタジオジブリだが、今年9月17日に、いよいよ最新作『レッドタートル ある島の物語』(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督)の公開が決定した。
ジブリ初となる海外の監督を起用し、全編セリフのない作品という、これまでのジブリ長編にはないチャレンジングな作品となりそうだ。
本作のアーティスティック・プロデューサーには、ヴィット監督がファンだという高畑勲監督を迎えている。
宮崎駿監督の現在
一方、宮崎駿監督はというと、長編アニメ―ション作品からの引退宣言があった2013年以降は、三鷹の森ジブリ美術館の企画展や、同館で上映される短編作品『毛虫のボロ』などに取り組んでいる。
現在、ジブリ美術館で開催中の企画展『幽霊塔へようこそ展 ー通俗文化の王道ー』は、宮崎監督が少年時代に熱中した江戸川乱歩の小説『幽霊塔』がテーマ。宮崎監督に影響を与えた怪奇とロマンの世界を、描き下ろし漫画の解説や楽しい造形物などを駆使した独特の切り口で紹介している。
同展は5月8日(日)までの展示予定。1年間展示されてきた企画も残り1ヶ月。まだの方はお早目にどうぞ!
新作短編の公開にはもう少し時間がかかるようだが、こちらも待ち遠しい。
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