世界各国の「もののけ姫」予告編

日本と海外の「もののけ姫」予告映像を比較してみました。

【アメリカ】
http://youtu.be/GBPMvifneiE
森の神々の恐ろしさや、人間たちの戦いの激しさなど、物々しさや荒々しさが伝わる編集。
音楽の合わせ方も、スペクタクル巨編!といった感じで興奮させますね。


【ドイツ】http://youtu.be/F-h7hNysR44
アメリカ版と同じ映像をドイツ語にしたものでした。


【フランス】


おそらくアメリカよりジブリ人気の高いフランス。
神々の神秘性や呪われた運命、もののけ姫の野性が伝わる編集。ちょっぴりロマンスも感じます。


【日本】
・30秒バージョン

ダダンダンダダン!始まり方がカッコイイ!
スピード感と強烈なインパクトがありました。

・1分バージョン

「やさしいジブリ」らしからぬ荒々しさが全面に出た予告編。
静けさと自然を感じる最初の10秒も好きですね。
ジブリマークから安心して見ていたその10秒後、次々と現れる戦いの画は当時衝撃でした。
このほか2分半など数バージョンあり。

・テレビ特報第一弾

日本テレビで流れた30秒の特報第一弾。

【ジブリこぼれ話】
こちらのTV特報にまつわる裏話を、メイキングフィルム『もののけ姫はこうして生まれた。』にて鈴木敏夫プロデューサーが明かしていました。
当時、映画のタイトルを『アシタカせっ記』に変更しようと考えていた宮崎監督。(映画を作っていくうちに、主人公がもののけ姫ではなくアシタカになっていったため)
しかし『もののけ姫』のほうが良いタイトルだと感じた鈴木Pは、監督に黙ってこの特報第一弾を流してしまったのだとか。
確かに『もののけ姫』というタイトルは、とてもインパクトありますよね。
ちなみに『アシタカせっ記』とは、「正史には残らず、草に埋もれながら耳から耳へと語り継がれたアシタカの話」という思いをこめた宮崎監督の造語だそうで、その意味を考えるとこちらもとても素敵なのですが。
映画タイトルにはなりませんでしたが、アシタカせっ記という言葉は、エンディングテーマ曲のタイトルやVHSのケース内側にしっかりと刻まれています。


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