ジブリ『風立ちぬ』日本アカデミー最優秀アニメ作品賞に、鈴木P「複雑」

ジブリ『風立ちぬ』日本アカデミー最優秀アニメ作品賞に、鈴木P「複雑」

3月7日、第37回日本アカデミー賞授賞式が都内で行われ、スタジオジブリ宮崎駿監督の『風立ちぬ』が最優秀賞アニメーション作品賞を受賞した。
同部門には、同じくスタジオジブリ高畑勲監督の『かぐや姫の物語』をはじめ、『キャプテンハーロック』『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』の計5作品がノミネートされていた。
宮崎監督は2008年『崖の上のポニョ』につづく2度目の受賞。また、『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』ではアニメ作品としては異例の最優秀作品賞を獲得している。

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(画像:マイナビニュース)



宮崎監督の代わりに授賞式に登場したのはスタジオジブリの名物プロデューサー、鈴木敏夫氏。
米アカデミー賞と同じく新調したという作務衣姿でトロフィーを受け取り、「ありがとうございます……といいつつ、ちょっと複雑です。というのは、去年ジブリは『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』の2本を作ってしまいました。あの、いろいろと(笑)。同じ年に2本つくるべきじゃないという教訓を得ました。ありがとうございました」とコメント、会場に笑いを呼んだ。

また、最優秀音楽賞には『風立ちぬ』を担当した久石譲氏が受賞。
久石氏は、『風立ちぬ』の他にも『かぐや姫の物語』『東京家族』『風立ちぬ』の3作品でもノミネートされていた。
「3作も入っていたので、(票が)割れてとれないんじゃないかと思っていました。とても驚いています。ありがとうございます」と喜びを語りつつ、「何かと作曲家が話題になりがちなんですが、今日受賞された方はみんな譜面も読めますし……書けます(笑)。幸い僕も自分で書いております! 念のため(笑)」と、同日昼に行われていた佐村河内氏の謝罪会見に触れて会場を沸かせていた。


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