高畑勲監督が死去、82歳。昨夏より体調が悪化

高畑勲監督が死去、82歳。昨夏より体調が悪化

スタジオジブリ高畑勲監督が5日、都内の病院で死去した。82歳だった。
報道によると、昨年夏頃より体調を崩しており、昨11月には以前より痩せた体を支えられて歩くような状態だったという。

By Boungawa (Own work) via Wikimedia Commons



高畑監督は、テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」、ジブリ長編作品「火垂るの墓」などの名作で知られる。
丹念に描かれる日常や心情など、緻密な構成とリアルな描写をもった演出は、東映動画(現東映アニメーション)所属時代の後輩にあたる宮崎駿監督をはじめ、アニメ関係者に大きな影響を与えた。
2013年秋に公開された「かぐや姫の物語」が最後の監督長編作品となった。

追記:スタジオジブリ公式サイトよりコメントが発表されました。
高畑勲監督 訃報/スタジオジブリ公式サイト

通夜及び葬儀は近親者のみ、「お別れの会」を5月15日に執り行なう予定。