初コンビ久石譲×高畑勲によるサントラ、話題の主題歌「いのちの記憶」、かぐやの音楽も注目です！

スタジオジブリ高畑勲監督の最新作「かぐや姫の物語」が、いよいよ近日公開されます。
日本最古の物語といわれる「竹取物語」を題材に、高畑勲監督が2005年から8年の歳月をかけて制作した本作。
一切の妥協を許さず、徹底したこだわりを持って完成される高畑作品、音楽へのこだわりも特徴のひとつです。

宮崎アニメの音楽家・久石譲が高畑監督と初タッグ！

「かぐや姫の物語 サウンドトラック」｜2013/11/20発売

今回の高畑作品の音楽を担当するのは、なんと宮崎作品の音楽を全て手がけてきた久石譲さん。高畑監督のリクエストによる初のタッグとなります！
本来、「かぐや～」も今夏に宮崎駿監督の『風立ちぬ』と同時公開予定でしたが、制作の遅れから公開が秋となったことで、高畑×久石コンビが実現したそうです。

久石譲さんは、『風の谷のナウシカ』から全ての宮崎作品の音楽を手がけていますが、そもそも久石さんを宮崎監督の作品にと勧めたのは高畑監督だったとか。
数々の心躍るジブリソングを生み出してきた久石さん、高畑監督作品ではまたどのような音色が聴けるのでしょうか？！

また、音楽への造詣が深いことでも知られる高畑さんは選曲のセンスにとどまらず、自ら作詞作曲したという「わらべ歌」「天女の歌」も本作の劇中歌となっており、サントラにも収録されています。

現役僧侶が豊かな歌声で魅せる主題歌とジブリソング

「いのちの記憶」／二階堂和美｜2013年07月24日

『かぐや姫の物語』の主題歌「いのちの記憶」を歌うのは、“現役僧侶”の肩書を持つ異色シンガーソングライター・二階堂和美さん。
自身のオリジナル音楽のほか、ＮＨＫの「おかあさんといっしょ」や小泉今日子さんへの楽曲提供など、幅広く活動されています。
主題歌となった「いのちの記憶」は、二階堂さんが本作のために書き下ろした新曲となります。

★試聴はコチラ⇒【ＣＤ試聴】「いのちの記憶」／二階堂和美

なんともほっこりとした温かみと、様々な表情を見せる豊かな歌声が魅力的なアーティストですね。
今回、二階堂さんの音楽が『かぐや～』主題歌に起用されたキッカケとなったのが、2011年発表の二階堂さんのオリジナルアルバム「にじみ」。


「にじみ」／二階堂和美｜2011年07月06日発売

このアルバムを耳にして惚れこんだ高畑監督が、二階堂さんに主題歌をとリクエストされたそうです。
同アルバム収録曲「お別れのとき」「女はつらいよ」をＹＯＵＴＵＢＥで聴くことができます。

★全曲試聴はコチラから⇒【全曲試聴】 CDアルバム 「にじみ」／二階堂和美








また、優れた名曲カバーアルバムでも名高い二階堂さん。新アルバムではジブリソングもカバーしています。

「ジブリと私とかぐや姫」／二階堂和美｜2013年11月20日

主題歌「いのちの記憶」を収録の他、映画「かぐや姫の物語」をイメージして作曲された歌、そして「君をのせて（天空の城ラピュタ）」や「愛は花、君はその種子（おもひでぽろぽろ）」といったジブリソングのカバーを収録。
高畑 勲監督自身が惚れ込んだという二階堂和美の心に深く沁みる歌と世界を楽しめるというもの。
こちらも近日発売、注目のアルバムですね！

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