宮崎駿監督アカデミー名誉賞、ピクサー社ラセター氏がオスカー像手渡し

宮崎駿監督アカデミー名誉賞受賞、長年の友人ピクサー社のラセター氏からオスカーを手渡される

スタジオジブリ宮崎駿監督が、黒澤明監督以来の日本人2人目となるアカデミー名誉賞に選ばれ、受賞式に出席した。

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画像:毎日新聞



毎日新聞によると、映画界に功績を残した人をたたえる米アカデミー賞名誉賞(映画芸術科学アカデミー主宰)の授賞式が8日夜ロサンゼルスのハリウッドで行われ、宮崎駿監督ら4人にオスカーが贈られた。
宮崎駿監督は、長年の親交があることで知られるピクサー社のジョン・ラセター氏にレッドカーペットから付き添われ、オスカー像も直接手渡された。
また祝辞では、「アニメ史上、創成期を支えた2人の功労者がいる。一人はウォルト・ディズニー、そして宮崎駿さんだ」と称えたラセター氏。

宮崎監督は授賞式で「紙と鉛筆とフィルムで映画をつくれた最後の50年につきあえたのは、幸運だった」とコメント、満場の拍手を浴びた。
また、約50年間アニメーターの仕事を続けられたことについて「(日本は)50年間、戦争をしなかった。それが仕事にとって力になった」と経済的な安定が前提にあったと振り返った。


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