ジブリ米林宏昌監督「宮崎吾朗監督はライバルというより仲間」

「宮崎吾朗監督はライバルというより仲間」ジブリ米林宏昌監督、三鷹の森アニメフェスタで講演会

三鷹の森ジブリ美術館が厳選する世界のアニメーションを上映するイベント「三鷹の森アニメフェスタ2015 ~アニメーション古今東西 その12~」が7日、東京都三鷹市芸術文化センターで行われ、スタジオジブリ米林昌宏監督が登壇した。
米林監督は『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』で監督をつとめたジブリ若手の監督、同イベントで『マーニー』の特別上映と講演会が行われた。

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画像:シネマトゥデイ



シネマトゥデイによると、米林監督は観客から宮崎吾朗監督との関係について質問を受けると、「ライバル……というふうに思ったことはないですね。それは悪い意味じゃないですよ。仲間みたいな感じ。吾朗さんの作品にはスタッフの一員として関わっていますし」と答えた。
宮崎吾朗監督が『コクリコ坂から』で日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品に輝いた際、その前年に同賞を受賞していた米林監督がプレゼンターをつとめており、その時のことを「(受賞作品が書かれた)封書を開ける役だったけど、本当にうれしかったですからね」と笑顔で振り返った。
「映画を作るっていう大変さもすごくわかるし、尊敬する部分もあります。タフなんですよね、吾朗さんという人は」とつづけ、「(米林監督自身の)前作『アリエッティ』は1カット1カットが長かった。『マーニー』ではカットを短かく作っていこうかなと思ったのは、『コクリコ坂』を観た後だったからかもしれないですね」と吾朗監督から影響を受けた部分を明かした。


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